けれど、就職口がないのも事実。
スタジオってそんなに人数も必要ないし、辞める人も少ないから、なかなか求人がない。
じゃあ、報道はどうなのか。
学歴が高くないと応募すらできないだろう。
テレビ業界の裏方は意外と高学歴なのだ。
じゃあ、戦場?
そんな簡単に言うものではない。
死にに行く覚悟で挑まなければいけない仕事だ。
確かに写真の腕とかそういうのは関係ないだろう。
悲惨な事実はどんな写真でも伝わるのだから。
しかし、自らの命を危険にさらす場に赴くには、まだ人生経験が足りない。
絶対に判断を誤る。
結局、この道に関してあまり分かっていない。
都会のスタジオならモデルさんとかもいて、本格的な芸術作品を作る機会が多いだろう。
普通の会社の商業写真というのも面白そうだ。
広告などに使われる写真を撮る。
でも、そういう人ってどこに就職しているのか?
ハッキリ言って、小さな写真館しか私の脳内にはない。
来ていただいた方の写真を撮る。
学校や結婚式などの写真を撮る。
そんな小さな写真館。
でも、写真の仕事ができるなら、小さな写真館でも就職したい。
けれど、小さいが故に求人がない。
結局、どこに行けばいいのか分からなくなる。
フォトコンテストに応募するぐらいしか今は活動ができない。
仮にフォトコンテストでグランプリになったとしても、写真家として仕事ができるわけでもない。
私は好きで写真を撮っているが、それを仕事にしたいと思った時、どうすればいいか分からない。
他の仕事をしながら、写真を撮り続けることしかできないと思う。
いつか私の写真が誰かの目に留まるその日まで。