そこから見えてる景色はどんなに美しいんだろう。
ふと、夜空を見上げる君の横顔が浮かんだんだ。
透き通ったその眼で何を見ているの?
僕は口をつぐんで君を見る。
君がとても美しかったんだ。
何が大切かなんて語るほど知ってるわけじゃない。
けれど、君が笑ってくれるなら、何もかも大切なんだよ。
僕は今でも君の姿が浮かぶんだ。
星に祈る君の姿が。
水平線の向こうで君が笑ってるんだ。
でも、置いていかないって約束してほしいな。
まだ悲しみを追いかけるには早いから。
この世界にお別れをするのはもう少し待ってよ。
僕に君の痛みを分けてくれないか。
僕に背負わせてくれないか。
潮の匂いが君の足を重くするなら、僕は太陽になって海を干上がらせてみせる。
きっと晴れるよ。