雷雨’s blog

現実を書こう!

景色

今日も景色は過ぎ去ってゆく


笑い合う人々


泣きながら歩く女の子


犬を連れて散歩する男性


誰かを待ち続ける女性


おもちゃをねだる男の子


たまに自分を重ねて過去を見る


ちょっとした記憶の旅行


走馬灯のように点滅して


色褪せた写真のように古ぼけてゆく


人々が言う


お前は馬鹿だと


女の子が問う


後悔はしてないかと


男性が怒鳴る


邪魔だと


女性が囁く


もう諦めろと


男の子が吠える


言葉にもならない声で


私はただ見ていた


その景色を


私にはそう見えていた


あなたにはどう見える?


未だにあなたのことを好きと言う この私が


どう映る?