雷雨’s blog

現実を書こう!

恋愛の泣ける話19

俺の前の彼女は3年前、病気で死んだ。

病気が発覚したとき、俺に知らせずにただ別れてくれと言った。
そのときはわけもわからず交信を絶たれてパニック状態。
次に連絡があったのは彼女の弟からだった。
彼女が死ぬ一週間前だった。

病床に駆けつけたら、何で来たんだと言った。
一週間、そばにいたけど、ずっとそっけない態度だった。
最後に聞いた言葉は、「私のことは忘れて」だった。ソリャネーヨ・(ノД`)・・
人一倍寂しがりやなくせに、自分のことはいつも後回しで人のことばかり気にしてる、
優しくて強い女だったと思う。
でもな・・・せめて最後くらいそばにいさせろよ!
そういうのが、一番残酷なんだって!
後追いでもしてやろうかと思った。あの世であったら、
あいつどんな顔するだろうな、とマジで思ってた。躁鬱になってたらしく、
仕事やめて引きこもってたら親に精神科医に引っ張られ、しばらく診察受けることになった。
3年経って、今の彼女に会って、やっと思い出になった。
でも一生忘れられそうにない。
今の彼女は前彼女と正反対。
わがままだし、少し怪我しただけで大騒ぎ。
たとえ不治の病に冒されても「私を忘れて」なんて間違っても言わないだろう。
頼むから、俺より先に死ぬんじゃねえぞ。
俺も出来るだけ死なないようにするからさ。ちくしょう