2016-03-29 御免なさい 離れたくないという我儘。 きっと貴方は溜め息をついて私を見る。 その眼は優しいけれど、どこか冷たい。 まるで蛇に睨まれた蛙みたいに私はどうすることも出来ないまま沈んでいく。 後悔は全てが終わった頃にやってきて無情に時間を奪ってしまう。 だけど、私はそれでも忘れることが出来なくて貴方にまた想いをぶつける。 今度は貴方といえど振り向いてはくれない。 遠くに消えていく貴方の背中は大きかった。