雷雨’s blog

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ベイマックス

ベイマックス』(原題:Big Hero 6)は、2014年のアメリカ合衆国の3Dコンピュータアニメーション・アクション・ファンタジー映画である。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズ製作で、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編作品としては54作目となる。マーベルコミックの登場人物を主人公とする初めてのディズニーアニメ映画である。
原案は6人の日本人スーパーヒーローを主人公としたマーベルコミックのアメコミ作品『ビッグ・ヒーロー・シックス』。

概要
原作は6人の日本人ヒーローが主に日本を舞台に戦う『ビッグ・ヒーロー・シックス』だが、設定は大きく異なる。2009年にディズニーがマーベル社を買収したあと、マーベルコミックの中で映画化できそうな作品を探しているときに、監督のドン・ホールがデータベースの中から同作を発見[2][3] 。
掲載時にさほど人気が出なかったため、マーベル社のスタッフからも忘れられていた作品であり、ホールも初めて知る作品だったが、タイトルと日本的要素に魅かれ[4]、プロデューサーのジョン・ラセターに話を持っていき、ディズニーアニメに合う内容に変更されて脚本が創作された。原作では初期チームメンバーとして登場していたサンファイアとシルバー・サムライは、『X-メン』の映画化で20世紀フォックス社が権利を持っていたため、使用できなかった[5]。
映画化に際し、作品の舞台を東京から架空の都市「サンフランソウキョウ」へと変更され、チームメンバーも多民族の混成チームとなった。ロボットのベイマックスも原作ではドラゴン風の顔を持つ人造生命体だが、映画では介護ロボットへと改変されている。ストーリーも超能力を持ったヒーローが悪を倒すのではなく、メンバーのそれぞれが自身の能力を生かして協力する姿に力点が置かれている[6]。日本的要素が多くちりばめられ、スタッフによって撮影された東京の風景が数多く取り入れられており、日本の立体看板なども採用されている。またベイマックスの頭部は神社の鈴をモチーフにしている。
日本では、2014年10月23日からの第27回東京国際映画祭で世界初上映されたほか、「魔法の映画はこうして生まれる〜ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション」で長期密着取材による製作の様子が描かれた(NHK2014年11月24日=振替休日放送)。