雷雨’s blog

現実を書こう!

戯言シリーズ

戯言シリーズ』(ざれごとシリーズ)は、講談社ノベルスから刊行されている西尾維新ライトノベルシリーズ。イラストは竹。「新青春エンタ」を標榜している。全6タイトル9冊。外伝作品である『人間シリーズ』(にんげんシリーズ)、『哀川潤の失敗』(あいかわじゅんのしっぱい)、『最強シリーズ』(さいきょうシリーズ)についても本項で記述する。

概要
主人公である「ぼく」の独特な口回しやインパクトの強いキャラクターが人気を博し、宝島社「このライトノベルがすごい! 2006」では作品部門第1位を獲得した。
「『萌え』と『ミステリー』の融和」を目指して描かれた作品であり[1]、作中には多数のいわゆる「萌えキャラ」が登場し、「萌え要素」自体が伏線になっていることもある[1]。
推理小説として書き始められたが[2]、物語が進むにつれて「人外バトル」的な要素が増えていき、『ヒトクイマジカル』の頃にはミステリー要素はほぼ放棄されている[3]。また西尾が「キャラクターを書くのが楽しくなった」という理由で「萌えとミステリーの融和」は二の次になっていくが[4]、「萌えキャラが次々にあっさりと死んでいく」というところはどの巻でもほぼ共通している。
シリーズ物であるがネタバレには配慮されており、どの巻から読んでも問題のない作りになっている(複数巻構成である『サイコロジカル』『ネコソギラジカル』以外)[5]。戯言シリーズ全体の英題は「Juvenile Talk」。
作品内に登場する殺人鬼集団「零崎一賊」を中心とする外伝、『人間シリーズ』が講談社刊行のメフィストで連載され、2010年3月に完結した。『人間シリーズ』には『戯言シリーズ』に登場しなかった一部登場人物も登場している。