雷雨’s blog

現実を書こう!

第十五話 迷いの物語

ふと少女の脳裏に何かが浮かび、言葉が詰まる。
少女が黙ったままでいると、誰かが少女の肩に手を置いた。
63「・・・クザンさん。私は・・・」
船を持たないクザンがこの島に来れる筈はないが、確かに彼だ。
クザンはポケットから果実を取り出すと少女に差し出す。
クザン「返すのを忘れていた。食べるか食べないかはお嬢ちゃんの自由だが・・・」
少女は果実を受け取ると礼を言った。
クザン「仲間・・・だろ?」
溜息を吐きながらのクザンの問いに少女は頷くしかない。
少女が思い浮かんだ言葉、それは仲間。
死んだ仲間、NEO海軍、麦わら海賊団。
少女は自分が誰の味方なのか分からなかった。
クザンは座り込み、考える仕草をしている。
少女の果実を持った右手に力が入った。
何を思い出したかクザンには分かる。
今は無き故郷、死んだ仲間。
Zと少女は似ているとクザンはずっと思っていた。
クザン「仲間は一人じゃないよ。沢山居てこそ仲間だ。自分が思う答えを出せばいいんじゃないか?」
少女は目の前の戦いに目線を移し、唇を噛んだ。
ルフィ「Zー!!」
ルフィの声に答えるようにZは麦わら帽子を掲げる。
睨み合いが続き、痺れを切らせたルフィは叫んだ。
ルフィ「仲間を元に戻せ!!帽子も返せ!!」
Zは帽子を地面に放り投げる。
その行為にルフィは怒った。
Z「前にも言っただろう。海賊のやり方で来い」
静かにZが言い放つと戦闘は始まる。
お互いそれぞれの想いを拳に込めぶつけ合った。
狂った正義と海賊の意地。
戦いの理由には十分だった。
ビンズ「お前ごとき海賊を63が慕うとはな」
ブルックは圧されている。
決してブルックが弱い訳ではない。
ビンズの力がブルックを上回ったのだ。
ブルック「・・・63さんは貴方を今も慕っています」
ビンズ「ならば、何故海賊なんかに!?」
ビンズが投げた煙球は視界を悪くする。
刀がどこから来るかブルックには検討もつかなかった。
横からの斬撃。
ブルックはまだ気づかない。

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・・・どうでした?
では、動画をどうぞ↓
(医龍1第十一話)
↑これは最終回です!!
てか、夢小説むちゃくちゃ変わったり、短くなったりしてすみません。
後から読むと話が繋がらなかったりしまして・・・。
許してください。
んじゃ、これで儀式を終わる。