雷雨’s blog

現実を書こう!

第十六話 決断の物語

63「止めてください。ビンズ」
少女の一言でビンズの刀は動きを止めた。
煙が消えるとブルックは後ずさる。
ビンズ「何故だ63。お前は海賊の味方なのか?」
少女はブルックを庇うようにビンズの前に立ちはだかった。
63「・・・全ての味方・・・じゃダメですか?」
ビンズ「全て?先生に従わな
クザン「本当は分かっているんだろ?」
クザンはビンズの言葉を遮り続けた。
クザン「従うだけが仲間ではないと」
ビンズは刀を落とす。
戦意喪失。
今まで文句も言わずにZに従ってきたビンズは自分が今やろうとしている行き過ぎた正義を気づかされた。
だが、従ってきたアインとビンズには仕方が無い理由がある。
それをクザンは知っていた。
63「私はそれに気づかされました。仲間は間違った事を正す者でもあると・・・一緒に先生を止めましょう」
少女は手を差し出す。
満面の笑みと涙で答えたビンズは少女の手を取った。
クザン「・・・正義のヒーローってこういうもんだよ先生」
小声でクザンは訴えた。
遠くで戦うZの背中に。
アイン「・・・参りました」
ゾロの三刀流に負けたアインは倒れる。
ゾロ「太刀筋は良かった・・・」
振り返らずにゾロはその場を後にした。
ルフィ「クソッ!!・・・ハァハァ」
ルフィは全力で技を繰り出した。
しかし、Zの義手の前では赤ん坊と大人の差がある。
Z「もう諦めたらどうだ!?」
余裕が残っている筈のZは少し焦っていた。
時々懐から吸入器を取り出し口に含んでいる。
ルフィ「おっさん。病気なのか?」
Z「同情はしてくれるな。俺には時間が無いだけだ」
そう答えるとZはルフィ目掛けて傍に置いてあった薄ピンクの物体を投げつけた。
ルフィはすかさず両手で受け止める。
Z「それはダイナ岩と言ってな、この島を破壊する爆弾だ」
慎重にルフィはダイナ岩を置き、拳を地に付けた。
ルフィ「ギア・サード!!」
ルフィの腕が大きくなっていく。
Zも少し本気になったようだ。

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・・・どうでした?
そろそろ最終章に入るかもしれません。
いやー、何か設定とか増えてすみません。
ややこしいですね。
難しい・・・。
分からなかったらコメで言ってください。(修正していきますので)
んじゃ、これで儀式を終わる。