雷雨’s blog

現実を書こう!

クィレル教授夢小説/切甘

「初めまして、雷雨」
小さな瞳で僕を見つめてくれたのを覚えている。
「今年から入学だね、雷雨」
小さな手でピースしてくれたのを覚えている。
「勉強はどうだい?雷雨」
小さな頭を横に振ってくれたのを覚えている。
でも、それが最後だったね、雷雨。
別れは突然訪れてしまった。
あれから5年経った今でも君は泣いているのかな。
ごめんね、雷雨。
だから、あの時言えなかった言葉を今贈るよ。
「ありがとう、そして、さようなら、雷雨」
君の大きな涙を拭ってやれない。

『ただいま、教授』
雷雨
『もう疲れちゃって、休ませて、教授』
おかえり
『話したいことが沢山あるの、教授』
でも、どうして君がここに
『あのね、教授』
ああ、そうか、君も来てしまったのか
「ああ、話してくれ、雷雨」

ここでまた二人の時を刻もうか