見せても良かったんだろうか。
でも、それで嫌われても、いつかは知ってもらわないと人としてもダメになっていくから。
きっと間違ってなかった。
自分がどういう人間かなんて考えたこともなくて。
初めて自分を認めた。
弱い人間だって。
どうしようもない人間だって。
そうしたら楽になった。
一番下にいるからこそ、這い上がる気になった。
あなたは文句も言わずに笑ってくれるから。
その笑顔をもっと近くで見たくなった。
我が儘かもしれないけど、私は生きたくなった。
大人と言ったあなたの言葉は私を強くするから。
人が大人になることなんて一生なくて、皆子どもだけどさ。
責任は背負わなくちゃいけないからさ。
あなたを見習わなくちゃいけないと思った。
きっとこの先も迷って嘆いてどうでもよくなると思う。
また死にたくなると思う。
それでも、生きることで償えるならそれも良いよな。
前向いて歩けなくても後ろに下がってないならそれで良いよな。
足掻いて這いつくばって悔し涙流して。
傷ついた体に塩塗って。
それでも、美味い飯が食えて。
美しい景色が見られて。
あなたの笑顔が見られるなら生きることも悪くない。
いつかは別れが訪れるけど、別れを告げることができるのは幸せだよな。
この世で一番大切な人に捧ぐ。
この言葉は生き続けた私の証だ。