雷雨’s blog

現実を書こう!

色が認識されるまでの経路

リンゴからの光が眼に入る⇒網膜でリンゴの色や形が像として結ばれる⇒網膜にある視細胞で人間の内部で使える信号に変換される⇒その情報が視神経を経て大脳に伝えられます。

眼球は、3層の膜(強膜、脈絡膜、網膜)からなる、直径約24mmのほぼ球形。
光は、角膜⇒眼房水⇒水晶体⇒硝子体の順で眼球内を通過し、網膜に像を結びます。

分光感度とは、各波長で同じ強さのエネルギーが眼に入ってきたとき、波長ごとにどの程度の興奮があるかを示したものです。

網膜の中心部には錐状体しか存在していない
この部分を中心窩といいます。
また、杆状体は中心窩には存在せず、それ以外の部分に広く分布しています。

視細胞(杆状体・錐状体)⇒水平細胞⇒双極細胞⇒アマクリン細胞⇒神経節細胞⇒視神経線維

誘目性とは、注意のひかれやすさ、印象の強さを表すもの。
どの背景でも誘目性の高い色は黄、黄赤、赤です。

米国の理学者であるマクアダムが発表したもの。

色を混ぜることによって明るくなる「光の混色」を加法混色といいます。
光の三原色が全部合わさると、元の白色光に戻ります。

色を混ぜることによって暗くなる「色材の混色」を、減法混色といいます。
色材の三原色が全部合わさると、黒が得られます。


併置中間混色といいます。

継時中間混色といいます。

①光があること②眼がはたらいていること③見るべき対象物があること

可視光線・可視エネルギー・可視放射と呼ばれる。
色みを感じないため白色光と呼ばれる。
同色に見えていた2つの物体の反射特性が異なっているために起こる現象である。
標準イルミナント・・・国際的に定められた、色を正しく計測するための光。
標準観測者・・・色を計測するために定めた、標準的な視感特性の概念。

連想は観念連合とも呼ばれる。
具体的連想
抽象的連想 色の象徴語
色の象徴性・・・色にある抽象的概念にも結びつきやすい性質。

色の連想のイメージが人々に受け入れられ、社会の中で固定化されることにより色の象徴となる。
五行思想
冠位十二階の制
キリスト教の宗教画(イコン) ・聖母マリアの外套は青で描かれている場合が多い。・キリスト教文化圏で、黄色に裏切り・臆病などの意味があるのは、ユダの黄色い着衣の影響である。
色の象徴性
色がもたらす心理的効果の背景には、それぞれの時代や地域における文化的営みが投影されている場合が多い。
文化を異にする多くの民族の間にも共通する普遍的な心理的効果には、赤⇒危険・黒⇒死などがある。

色の寒・暖感は色相に依存する度合いが高い。
一般的に、赤・オレンジ・黄を暖色、青・青紫を寒色、その中間の緑・紫を中性色と考える。
色の軽・重感は明度に影響を受け、色の硬・軟感も明度と関係が深い。
色の派手・地味感は彩度と関係が深い。
誘目性・・・彩度の高い暖色系の色は誘目性が高い。
派手・地味によく似た心理効果に清・濁感がある。
絵の具の純色に白を加えてできる色群ティント(明清色)と、純色に黒を加えてできる色群シェード(暗清色)は、ともに清色である。
純色に灰色を加えてできる色群は濁色となる。

色の進出・後退効果 色相に左右される。
色の膨張・収縮効果 明度と大きくかかわっている。
光滲
意味微分法(SD法)・・・イメージの世界の構造を解析するため、オズグッドが開発した。形容詞の反対語対をもとにひょうかを求め因子分析を行う。反対語対の評価点を線でつないだ図をプロフィールという。

色を伝える方法 色見本方式 色名方式
JISの色名方式 慣用色名体系 系統色名体系

有彩色の系統色名
無彩色の系統色名
・有彩色の系統色名の表し方
明度および彩度に関する修飾語(13種類)+色相に関する修飾語(5種類)+基本色名(10種類)
・無彩色の系統色名の表し方
色相に関する修飾語(色みを帯びた無彩色の場合のみ)+明度に関する修飾語(4種類)+基本色名(3種類)

色の三属性 色相 明度 彩度

色立体・・・無彩色軸に沿って縦に切ると、等色相断面が現れる。
トーン(色調)・・・等色相断面を、明度・彩度の違いにより、うすい色・濃い色・強い色・灰みの色などに分類する概念。

マンセルシステム
アメリカの画家・美術教師マンセルが考案、その後アメリカ光学会(OSA)により修正された。
JIS標準色票に採用されている。
Hue(H)
Value(V)
Chroma(C)
CCIC
配色実務に適合することを目的とした、色相とトーンの二属性による体系。
マンセル色相環を80分割し、その中から知覚的等歩度に24色相を抽出。
明度と彩度を複合させたトーンの概念がある。
有彩色は、低彩度領域を重視した21のトーンに分割され、無彩色は高彩度領域を重視した6段階に区分している。
NCS
ドイツの生理学者ヘリングによる色の自然な体系をもとにして、心理的尺度に基づく人間の知覚量を記述するシステム。
スウェーデンの国家規格に制定されている。
色の表示は黒色度、クロマチックネス、色相で表す。
PCCS
色彩調和を主な目的として開発された体系。
明度と彩度を複合させたトーンの概念がある。


配色は類似系の配色と対照系の配色に大別される。
①色相類似系の配色(同系色濃淡配色)
同一色相の配色
隣接色相の配色
類似色相の配色
見慣れの原理 アメリカの自然科学者ルードが考察した色相の自然連鎖による自然な調和
②色相対照系の配色
中差色相の配色
対照色相の配色
補色色相の配色

明度差がおおむね2.5以上の明度対照系の配色は、視認性が高くなるため交通標識の配色にも使用される。
低明度色 マンセル明度4未満
中明度色 マンセル明度4以上7未満
高明度色 マンセル明度7以上
セパレーション

低彩度色 マンセル彩度3未満
中彩度色 マンセル彩度3以上7未満
高彩度色 マンセル彩度7以上

トーンを主体とした配色ではイメージのコントロールが容易になる。
トーン類似系の配色 同一トーンの配色 類似トーンの配色
トーン対照系の配色

シュヴルール ゴブラン織りの研究者であり、色彩調和と同時対比の法則に関する著作がある。色相とトーンによる調和の概念を導入し、調和する配色を「類似の調和」と「対照の調和」に大きく分類した。
オストワルト 独自の優れた色立体を完成した。色は白色量+黒色量+純色量の総和で成り立っている。⇒W+B+C=100%調和は秩序に等しい。⇒等白系列・等黒系列・等純系列・等価値系列による調和。色相環は、ヘリングの心理四原色である赤と緑、黄と青の対を基礎とした24色相からなる。光を完全に反射する完全白、完全に吸収する完全黒、特定のスペクトル領域のみを完全に反射する完全色を定義。それら3色に囲まれた正三角形の領域を、等色相三角形という。
ムーン-スペンサー 色彩調和を定量的(数値的な関係)で論じた。彼らは、調和の関係を調和領域と不調和領域に分類した。また、美しさの度合いを数値で表す美度を提案した。
ジャッド 色彩調和論について、①秩序の原理、②親近性の原理、③共通性の原理、④明白性の原理を指摘。

光とは、電磁波と呼ばれる放射エネルギーの一種。
①粒子の性質=粒子性 ②波の性質=波動性
波長
可視光線・・・電磁波のうち、380~780nmの範囲。

スペクトル・・・太陽光(白い光=白色光)をプリズムに通すと、赤・橙・黄・緑・青・青紫・紫に分光される。
分光分布

物体の色は、その物体がどの波長をどれくらい吸収し、どれくらい反射あるいは透過したかによって決まる。
反射物体(リンゴなど)
透過物体(ワインなど)
分光反射率(分光透過率)・・・入射光に対する反射光(または透過光)の割合を、波長ごとに表したもの。
正反射(鏡面反射)
拡散反射(乱反射)

空気中の水滴がプリズムの役割をすることにより、虹が現れる。
可視波長域すべてを含んだ光が、各波長成分に分光され、私たちはその各波長の成分を虹として見ている。
屈折・・・空気中を進んだ光がある物質に当たると、境界面で光の進む方向が変化すること。青い短波長の光は屈折率が大きく、赤い長波長の光は屈折率が小さい。

散乱
レイリー散乱 青空・夕焼け
ミー散乱 白い雲

回折・・・光の方向が変わる現象。光は物の近くを通るとき進行方向が曲がる。太陽や月に薄い雲や霧がかかると、その周りに光環が見えるのはこのため。

干渉・・・シャボン玉の表面では、光の一部が膜の表面で反射し、残りは膜に入り屈折した後に反対側の面で反射している。2つの光の波の位相が合うと、波の高さが増幅されて色の強い光を作る。

光源(光を発している源) 自然光源(太陽光) 人工光源(人工的に作られた光) 熱放射 ルミネセンス

光源の色を表すには色温度を用いる。
単位はK(ケルビン)。

演色性・・・光源が物の色の見えに影響を与える効果。

物体から反射された光→眼→網膜(像として結ばれる)→視細胞(信号に変換される)→視神経→大脳の視覚中枢

眼球
強膜
角膜
脈絡膜
毛様体
虹彩
網膜 視神経細胞(視細胞)がある。
水晶体 網膜上の中心窩に像を結ぶ。
硝子体
眼房水

視細胞(網膜に結ばれた像を電気信号に変換する) 杆状体(明暗の感覚に関与) 錐状体(3種類の錐状体の興奮のしかたの違いで、色を識別) S錐状体 M錐状体 L錐状体
黄斑

視細胞で変換された信号は、水平細胞⇒双極細胞⇒アマクリン細胞を経て、最終的に神経節細胞で統合され、視神経線維につながる。
視神経乳頭・・・視細胞が存在しないので盲点とも呼ばれる。
視神経乳頭から脳に向かった信号は、視交叉⇒外側膝状体に伝達され、視放線を経て、大脳の後頭葉にある視覚野に伝えられ、色やその他の情報として処理される。

色覚異常の検査には仮性同色表を用いる方法と、色光を用いる方法がある(国際的に普及度の高い仮性同色表の石原色覚検査表や、色光を用いた検査法のアノマロスコープなど)。

色順応・・・3種類の錐状体の感度変化と関係して起こる現象。
明暗順応・・・杆状体と錐状体の感度移行に関係して起こる現象。
明順応 明るい所では波長の違いが分かる錐状体がはたらく明所視
暗順応 暗い所では明暗にのみ反応する杆状体がはたらく暗所視

残像・・・網膜の水平細胞から脳の外側膝状体までの過程における特性として、物理的にはその光がないはずなのに、その色と関係したものが見えている現象のこと。
陽性残像
陰性残像


ニュートン
ヤング
ヘルムホルツ ヤング-ヘルムホルツ説または三色説
ヘリング 三色説において黄は赤と緑の反応から生まれるが、黄を見てもその中に赤も緑も感じられないという心理的側面を重視し、赤・青・緑・黄の四原色での色相環を考えた。さらに、赤と緑・青と黄・白と黒という3つの系列の、興奮と抑制の過程で色が決まると考えた。⇒ヘリングの反対色説
段階説・・・視細胞レベルで三色説が成立し、それ以降の視神経および脳内では反対色説が成立していること。

対比・・・背景色がテスト色に影響を及ぼし、背景色との違いが強調されて見える現象。
同化・・・テスト色と背景色が近づいて見える現象。
同時対比(空間的対比) 明度対比 色相対比 彩度対比
継時対比(時間的対比)
キルシュマンの法則・・・有彩色のもつ明るさが一定なら、色がさえるほど対比は大きくなる。
同化効果

補色・・・赤と青緑、黄と青紫のように、色相環で反対の位置にあり、混色すると無彩色になる色の関係。

視角・・・色彩学で大きさを定義するとき、その物の大きさではなく、網膜上に写し出された像の角度で表すこと。
小面積第三色覚異常・・・視角1度以下になると色相区分が曖昧になり、視角2分以下では、特に、黄と青が無彩色に見える。
均一視野・・・すべての色が灰色に知覚される。

恒常性・・・網膜に入る光の像の大きさや形、色が変化しているのに、その物の見えには網膜上の変化が影響しないで、同じように知覚される現象。
ネオンカラー効果
主観的輪郭

知覚的な目立ち具合を表す概念として、視認性と誘目性がある。
視認性は、視認距離で表されることが多い。

色の測定(測色) 物理測色方法 分光測色方法 刺激値直読方法 視感測色方法

分光測色方法・・・色を見るための3つの条件、光・眼・物に基づく測色方法。
光には標準イルミナントD65の値を用い、眼は等色関数の値を用いて、物(試料)の分光反射率を測定する。
求められた分光反射率曲線から三刺激値を求め、さらにマンセル表色系の三属性などに変換する。
分光測光器 第一種分光測光器と第二種分光測光器がある。
分光分布曲線 測定する対象が物体表面色の場合分光反射率曲線という。色ガラスのような透過物体の場合には分光透過率曲線という。また、光源の光の色そのものを測定した場合分光放射率曲線という。
三刺激値 実在する赤・緑・青を、仮想の原色XYZに変換したものがXYZ三刺激値である。
刺激値直読方法・・・光電色彩計を用いて三刺激値XYZを直接測定する。

視感比色方法
見本と試料の表面状態
見本と試料の大きさ 視野に合わせマスクで開口寸法を整える。
試料の並べ方 隣り合う色の境界線の幅は視角1分以下にする。試料面および背景は同一平面上にある方がよい。
マスクの窓 マスクは蛍光や光沢がなく、試料面の明度に近似した無彩色がよい。
観察作業環境 色比較用ブースを用いるとよい。作業面は無光沢で無彩色(N5)仕上げにする。
標準の照明 自然昼光は北空からの拡散光。人工昼光の場合、表面色の比較に用いる常用光源蛍光ランプD65を用いる。
照明および観察の手順 ・自然昼光の場合真上から観察。・色比較用ブースでは真上または45度の方向から観察する。・照度は1000lx(ルクス)が原則である。
観察者 色覚正常者で若年者が望まれる。

XYZ表色系 日本工業規格(JIS)に制定されている表色系。このX、Y、Zは三原色の量で、三刺激値という。光の特性と眼の特性(等色関数)を色の測定ルールにより標準化した上で、試料の分光反射率を測定し、それと同じ色になる原色の混色量(X、Y、Z)で色を表す。三刺激値を比率で表したものを色度座標といい、x、y、zで表す。このうち赤の比率であるxを横軸に、緑の比率であるyを縦軸にとった直交座標のことを色度図という。
L*a*b*(エルスターエースタービースター)表色系 Y、x、yをL*a*b*に変換し、色同士の色差を測定するのに適した表色系にしたもの。
マクアダムの偏差楕円

加法混色(光の混色) 同時加法混色 中間混色 回転混色(継時中間混色) 併置混色(併置中間混色)
減法混色(色材の混色)
加法混色の三原色・・・赤(R)、緑(G)、青(B)
減法混色の三原色・・・シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)

①両者の分光分布を一致させる。②測色値(XYZ)を一致させる。⇒ここでいう、XYZのことを三刺激値という。
条件等色・・・分光分布が異なった色同士でも、ある条件下で三刺激値が一致すると、同じ色に見える現象。
テレビの色再現 個々に見分けられない小さな光の点による中間混色(併置混色)を利用している。光の三原色を使い、この3色の発光強度を変えることで、さまざまな色を再現している。
印刷の色再現 紙にのせるインキの大きさ(網点面積率)を変えて、さまざまな色を作り出している。シアン、マゼンタ、イエローとブラックインキの4種類で、減法混色と併置混色が起こっている。
写真の色再現 シアン、マゼンタ、イエローの色素が3層に重なって独立している3色素の濃度(濃さ)を変え、減法混色を行うことによって、さまざまな色を作り出している。

古墳時代 白、黒、赤は、もっとも古い時代から使われた、原始社会の色の3点セット。
飛鳥時代奈良時代 仏教が伝来し鉱物性顔料が伝えられた。素材の色が絵の具の色と同等に扱われた。
蜜陀絵
暈繝彩色
冠位十二階・・・冠位の色は五行説に基づいており、さらにその上に紫を置いて定めた。
当色


平安時代 和風文化が確率した。
色目・・・自然(季節)の移行に同調感をもつ宮廷衣服の配色の決まり。
禁色
聴色
鎌倉時代 武士の性質が強く表れた文化、吉祥性の表現。
甲冑・・・鎧の袖は小さい金属板を並べて綴ったもので、威という。
室町時代 寂と花という矛盾の統一が、この時代の美の本質。
柿色・・・山伏や遊行僧が着た丈夫で実用的な染め色。
桃山時代 織田信長豊臣秀吉、金彩美の時代。
金碧障壁画
摺箔、縫箔
高台寺蒔絵、辻が花・・・南蛮文化を受け入れたデザイン、変化に富む模様付け。
小袖
江戸時代 鬱金、江戸紫、納戸色などの色名は、今日も使われている。幕府による奢侈禁止令の発令 四十八茶、百鼠
明治・大正時代 欧風文化の摂取、色彩科学の登場。前期・・・文部省の主導による「色図」教育。
合成染料の普及

絵画の色彩については、色彩のもつ描写価値と独自価値を区別して考える。
画家たちは顔料の製作や調合のために、カラーオーダシステムを活用した。
中世 色の象徴的価値を重視したものが多い。
ルネサンス時代 中世的な独自価値から描写価値を基本原則とする方向へ変化。建築家・芸術理論家のアルベルティによる『絵画論』・・・真の色(原色)はわずか四原色しかない。ティツィアーノ・・・作品の中で、赤・青・黄の独自価値を重視。対比(コントラスト)の活用。
近代 「印象主義」。再び色の独自価値が重視されるようになる。
現代 独自価値をクローズアップした「抽象絵画」が出現する。
点描

ニュートン
ゲーテ
シュヴルール

カラーステータスの時代-戦後から1960年頃 1950年代に入ると、シネモードの色としてモーニングスターブルー、赤、赤と黒の配色、黒などが流行。欧米風生活への憧れを背景に、渡来ものの雰囲気が人気に。
カラーパワーの時代-1960年頃~1970年代初頭 ・1962年、シャーベットトーンの流行。・サイケデリックカラー、原色調、ヒッピールック、自然回帰。
二元化の時代-1970年代の濁色 ・効率的な消費性向、編集的な購買性向が表面化→単品買い・大地の色、アースカラー人気。
濁色から清色の時代-1980年代 ・白・黒のニュートラルカラーとパステルカラーが人気に。・1982年、川久保玲山本耀司が黒一色のコレクションを発表・バブル経済と高級志向、エコロジーカラーの出現。
成熟時代-1990年代以降