恋は火と同じように、絶えず揺れ動いてこそ保たれる。
期待したり、恐れたりしなくなったら、もうおしまいだ。
人は何を守るかで
その人の真価がわかる
恋とは甘い花のようなものである。
それを摘むには恐ろしい断崖の端まで行く勇気がなければならない。
恋人の欠点を美徳と思えないような者は、恋しているとは言えない。
恋とは尊くあさましく無惨なもの也。
男女の仲というのは、夕食を二人っきりで三度して、それでどうにかならなかったときはあきらめろ。
惚れるのは状態であり、愛するのは行為である。
思慮ある見識ある人でも、ひとたび恋に陥れば、痴態はまぬがれ得ない。
真実の愛は幽霊のようなものだ。誰もがそれについて話をするが、それを見た人はほとんどいない。
ときどき孤独になりたい思いが、男にも女にもわく。
二人が相愛の仲であれば、相手のそのような思いを互いに嫉妬するものである。
恋に狂うとは、ことばの重複である。恋とはすでに狂気なのだ。