対象: KR-063-JP-13
インタビュアー: ■■博士
付記: このインタビューは、事件記録063-JP-03の直後に行われた。<録音開始>
■■博士: こんばんは。
KR-063-JP-13: こんばんは。
■■博士: ●●博士はKR-063-JPになりました。
KR-063-JP-13: ……ああ、それが運命だ。
■■博士: ではまず、自分の名前を言ってみてください。
KR-063-JP-13: KR-063-JP-13。その前はH-063-3。そのもっと前は███ ██。
■■博士: 分かりました。では、いくつかの質問に答えてください。
[以下、5分間ほどの間、■■博士による心理テストが行われたが、精神的な異常は見られなかった。]
■■博士: なるほど、ご協力ありがとうございました。
KR-063-JP-13: いやいや、あんたは分かってない。
■■博士: というと？
KR-063-JP-13: 協力なんてないのさ。この世界において。
■■博士: なら、なぜ答えたんです？
KR-063-JP-13: 答えたいからだ。
■■博士: あなたが、ですか。
KR-063-JP-13: 空がさ（天を指差し）
■■博士: 神様ですか？
KR-063-JP-13: あんたらはそう呼ぶが、アレに名前なんてない。
■■博士: 空気のようなものですか？
KR-063-JP-13: いや、違うね。あんたは、空を見たことがないのか？
■■博士: どういう意味です？
KR-063-JP-13: 空は空だ。だから、神なんていう名前はないのさ。<録音終了>
終了報告書: SK-クラスシナリオの発生を危惧し、これ以降、KR-063-JPを使用する実験は禁止されています。
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以下を参考に作成しました。
http://scp-jp.wikidot.com/scp-087-jp
