雷雨’s blog

現実を書こう!

夢を見たんだ


僕が気持ちを伝えたら、君が照れたように笑って


僕の手を取ってくれたんだ


僕が他の人と楽しそうにしていると、焼きもちを焼いた君が


僕の隣に来て構ってほしそうな目で僕を見てくれたんだ


君と手を繋いで会話をして


僕は幸せだったんだ


そんな僕を朝日が照らす


ああ、もう時間か


心地よい幻想に別れを告げて


僕は家を出た

また来年行こうか。

太鼓の音がする。


ああ、祭か。


花火ももう随分前に見たっきりだ。


行ってみようか。


ふと、隣を見る。


初々しいカップルが手を繋いで歩いていた。


音に吸い寄せられるように消えていく二人を見送る。


僕は反対方向に足を向け、空を見上げた。


月明かりが僕を照らす。


けれど、雲がそれを隠した。


僕は暗闇に向かって呟く。


「月が綺麗ですね」

そこから見えてる景色はどんなに美しいんだろう。


ふと、夜空を見上げる君の横顔が浮かんだんだ。


透き通ったその眼で何を見ているの?


僕は口をつぐんで君を見る。


君がとても美しかったんだ。


何が大切かなんて語るほど知ってるわけじゃない。


けれど、君が笑ってくれるなら、何もかも大切なんだよ。


僕は今でも君の姿が浮かぶんだ。


星に祈る君の姿が。


水平線の向こうで君が笑ってるんだ。


でも、置いていかないって約束してほしいな。


まだ悲しみを追いかけるには早いから。


この世界にお別れをするのはもう少し待ってよ。


僕に君の痛みを分けてくれないか。


僕に背負わせてくれないか。


潮の匂いが君の足を重くするなら、僕は太陽になって海を干上がらせてみせる。


きっと晴れるよ。

落書きー

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まるでナナシノゲエムみたい…。


懐かしい。


新作出ないかなぁ?


結構好きだったんだけどなぁ…。


教授のキャラ好きだったわ。


大山法基だっけ?


最後の理性が悲しかった…。


復活してくれ、大山教授!!!

ラプンツェル 第三章

※専用ストーリーは無しになります。


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あなたは純潔を求めた?
私ではなく、純潔を求めた?
純潔なら誰でも良かった?
私にはあなたしかいないけれど。
あなたには沢山の選択肢がある。
あなたに捧げることで私は汚れてしまうけれど、その時あなたは私から離れてしまうの?


Did you seek purity?
Did you seek purity, not me?
Was it all good for purity?
I have only you.
You have many choices.
If I give it to you, I get dirty, but then will you leave me?

七夕

僕は部屋の隅で踞って、ただ画面を凝視する。
耳を済ましてその時を待ちわびて、涙を一つ流した。
音が聴こえた気がして、我に返る。
何を馬鹿なことをしているんだろう。
何故人を信じているんだろう。
ふと、何かを思い出して、立ち上がる。
久々に机に向かって、僕は筆を取った。
書いたところで何かが変わる気はしなかったが、それでも手は止まらなかった。
時折、窓の外の空を眺めては、昔を思い出す。
あの頃は楽しかったな、なんて言えない自分が空しい。
どうしようもない自分が愛を語るなんて、幼い自分は想像しただろうか。
人を愛することがどういうことなのか、全てを知ったわけではないが、この心が愛でなければ僕はこの世にいなかっただろう。
夢を追いかける悔しさも、人を愛する恐怖も、僕には荷が重すぎる。
つらくないって言ったら嘘になる。
それでも、今の自分が昔の自分に『間違ってない』と言い張るから、未来の自分も今の自分自身に『それでいい』なんて言うんだろうなって考えてしまう。
自分に痛みがあるように、誰かを傷つけてるかもしれない。
まだ短い人生ではあるが、それでも誰も傷つけずにここまで来たなんて誰も言えない。
だから、僕は不安に押し潰されそうになりながらも、あなたに気持ちを伝えたい。
僕を形作ってきた全てを肯定するために、僕はあなたへの思いも肯定する。
あなたの僕に対する拒否権も肯定する。
僕は否定なんてするもんか。
否定は腐った世界だけでいい。
なんて考えてたら、いつの間にか僕は一文を書き終わっていた。
願いを込めて手を合わせ、それを吊るす。
僕を吊るす。



七月七日にこれを書く。
雷雨。