雷雨’s blog

現実を書こう!

無情に時間は過ぎてゆく

僕は誰で何なのか、君は教えてくれるか。
僕の存在など誰も覚えてはいない。
もちろん僕さえも。
君を失う度に僕の記憶も無くなってゆく。
その時、君に生かされていたことを初めて知る。
君が消えれば僕の存在意義も消える。
君がいなくなったら泣いてくれる人は必ずいる。
僕もその一人。
僕がいなくなったら誰も泣いてはくれない。
ただ忘れてゆくだけ。
君の記憶の中に少しでも僕はいるだろうか。
君の心の中に少しでも僕はいるだろうか。
考えるだけで恐ろしい。
何も残らない虚しさは君と僕を壊してゆく。
何故僕は生まれたのだろうかと嘆き、
何故僕は生きているのだろうかと悲しむ。
君は人気者で僕は邪魔者。
正反対だからこそ惹かれた。
だけど、住む世界が違う故に交わることはない。
二つの人生はいつも平行線のまま砕けてゆくだけ。
花は散り際に未來へ希望を残す。
僕達は過去に絶望を残す。
それぞれの道に歩み始めた時、僕達は終わる。
その時、僕の命も終わる。