雷雨’s blog

現実を書こう!

バイオハザード4/ラモン・サラザール/夢小説(微切)

生きるために彼を受け入れた。
それ以上でも以下でもない。
私はただ生きるために・・・。


±amor±


『貴方が自分の身を捧げるなんて珍しいじゃん?』
この時の貴方はどこか寂しげに笑ってた。
「この私が死ぬとでも?」
強がってたけど、本当は知っていたはず。
『罪は死ななければ赦されない』
どうして、自分の弱さを認めないの?
「それが適用されるのは人間だけです」


好意の反対は無関心。
私は貴方に対して何も思っていなかった。
ただ、私は自分のことだけを考えていた。
幸せが欲しかっただけ。
自分で手に入れる幸せが。


『本当は分かってるくせにっ!!』
貴方が嫌い。
『死ぬって分かってて何で行くの!?』
そう思ってしまった時点で、私の負け。
『皆そうっ、私の周りの人は皆死んでいくの!どうして!?』
嫌でも貴方に意識が向く。
『いい加減、自分の弱さを認めなよっ!!死にたくないって言えよっ!!!』
どうして、そんな眼で私を見るの?
「・・・君こそ認めたらどうです?」
どうして、そんなに私に拘るの?
『・・・認める?』


好意の上に愛情は成り立つ。
悪意や敵意は嫌悪感を造り上げる。
憎悪なんてものはない。
昔から人に関心を持つこと自体無かった。
でも、貴方は私を壊した。


「私は死んでも君を待ちましょう」
貴方はずっと変わらない。
「答えはいつか出るものです」
優しさも厳しさも。
「例えそれが良いものであっても悪いものであったとしても、私は受け入れます」
私は貴方のようになりたかった。
「自分で問も解も考えてください、貴方には分かっているはずです」
貴方のように。
『・・・私は・・・』


考えることすらしなかった。
分かっていたはずだった。
私は逃げたんだ。
現実からも貴方からも。
私には答える責任があるはずなんだ。


私は・・・。


『まだ間に合う?』
「あぁ」
『私ね、やっと分かったんだよ』
「待っていました」
『でも、その前に聞かせて』
「・・・?」
『どうして、私を生かしたの?』
「それは、いつのことか分かりかねますね」
『いつもだよ、今回もあの時も貴方は私を助けた。こうして、貴方は私の中で私を生かしてる。どうして?』
「・・・」
『答えないなら、私も答えない』
「・・・それは」


答えは出ない方が良い時もある。


時に残酷で時に快楽であるそれは、時に不必要。


『愛に答えたい』


―気持ちはいつも遅すぎて―


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質が悪い夢小説で申し訳ない。
でも、なんか最近分かってきたんですけど、二人の心情を一人の自分が書くもんだから、どっちも共感してしまう。
つまり、どっちの感情も自分の感情ってことですな。
なんか、そういう思いなんだなーと再確認しました(笑)(゜д゜)。
キュンキュンはしないけれど、自分を見つめ直すための夢小説です(笑)(゜д゜)。