雷雨’s blog

現実を書こう!

バイオハザード4/ラモン・サラザール/夢小説(切微甘)

運命から逃れたいと思ったことは?
自由に生きたいと思ったことは?


±Day After Day±


幼鳥はいずれ成鳥となり、羽ばたいていく。
青い世界で自由に。
雨風に打たれながらも、強く生きていく。


籠に入れられた幼鳥は、幼いながらに知っている。
己の運命を。
成鳥になっても翔べない現実を。


「どうして、逃げた?」


自由に自分らしく生きたかった。


「どうして、私の前から姿を消したんだ!?」


決まった人生を送るのは嫌だった。


「私に仕えることがそんなに嫌だったというのか?」
『・・・運命から逃れたいと思ったことは?』
「何だと?」
『・・・』
「こんなにも私はっ」
『自由に生きたいと思ったことは?』
「っ・・・」


貴方みたいな人には分からない。
 君と私はよく似ている。


なんでも手に入れてきた貴方にはね。
 私だって好きに生きたかった。


人の気持ちなんて考えたこともないでしょう?
 君に出逢う前までは。


「父様、あの子は?」


「雷雨?僕に仕えてくれるの?」


「分かった、僕、頑張るよ!父様。」


父様が亡くなって、私は独りだった。
寂しさと満たされない心はいつしか君を思い出させた。
求めれば求めるだけ苦しい日々。
そんな時、アイツは私に囁いた。
全てを思うがままに操れる力。
最初はそれでつまらない日々が変わると思っていた。
でも、気づいたんだ。
そんなの城主となった時から変わらないってね。
私が欲しかったのは・・・。


『ねぇ、今、何を考えてる?』
「・・・君は?」
『・・・仕事に戻りたい。写真1枚いい?』
「君の今の仕事は?」
『写真を撮って現実を伝えること』


目の前の貴方は権力を振りかざし、私を傷つけた臆病者。
私より年上のくせに子どもぽくて、自分の思い通りにならないと気が済まない人。
私が撮った写真の中で微笑む貴方は大人なのに。
どうして、貴方は変わってしまったの?
どこまで貴方は堕ちてしまったの?
私が逃げてしまったことで貴方は・・・。


「ほぅ、体は覚えているみたいじゃないか、召使いとしての振る舞いを」


「私の眼を見れないだろう?どうしてか分かってるんじゃないのか?」


「この城からは出られない。もう逃げられない」


『・・・』
「ら・・いう?」
『何も言わなくていい。分かってる』
「わた・・・しはっ」
『もう大丈夫だから』
「・・きみを・・・め・しつか・・いと・し・・・て」
『私が逃げたことで貴方を孤独にさせてしまった。人の気持ちを考えてなかったのは私の方だった。』
「ちが・・う」
『・・・』
「・・ずっ・と・・・きみの・・こ・とが」
『ラモン?』
「・・・」


私は君を召使いとしてではなく、妃として迎えたかった。
もちろん、君が良いと言うならね。
召使いとしてこの城にいるのはとても辛いことではないだろうか。
生まれた時から決められた運命なんて嫌だろう。
召使いの家系というのなら尚更ね。
私に出来ることがあればなんでも言ってほしい。
君のためなら私は頑張れる。


「雷雨さん!何読んでんでっすかー?」
『おい、返せよ』
「うわぁ、ラブレター?何この文章くさすぎでしょー」
『しかも、上から目線だしな。』
「え、先輩ー。こういうのタイプなの??」
『いいや。こんな子どもぽいのタイプなわけないだろ』
「ですよねー、え、俺みたいなのは?」
『なし。チャラい。あっち行け』
「なんすか、その三本柱ー。酷いなぁ、分かりましたっ、ごゆっくりどうぞ!」
『はいはい。・・・はぁ・・・・・・本当に酷い文章。・・・・・・しかし、感謝申し上げます。ラモン様』


ずっと君のことが好きだった


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マジ吐き気。
ごめんね、サラザールファン様。
書き上げた時に「あぁ、これキュンキュンしねぇわ」って思った(笑)(゜д゜)。
あのね、確かに熱はあったわ。
それは認める。
でも、すぐ冷めたから。(笑)(゜д゜)
まぁ、一度は認めたから書いたけども。
私のタイプではない、本当に。(笑)(゜д゜)
それだけは後書きで伝えたかった。(笑)(゜д゜)
ごめんね、サラザール!!