雷雨’s blog

現実を書こう!

シュレディンガーの猫

生きることと、死ぬことが表裏一体なら、
僕と君にも同じことが言えるだろうか。
思いを伝えなかった僕は、独りで今も生きているだろうか。
思いを伝えた僕は、君と既に死んでいるだろうか。
二人の僕はこの世に存在し、今も消えかけている。
二人の君もこの世に存在し、今も迷っている。
君を消すくらいなら、いっそのこと全部消してしまおう。
何もない世界なら、僕らは存在しない。
苦しみも痛みも存在しない。
空っぽの世界。
そんな身勝手なことを考えてしまう僕を許して。
君の目の前に扉があるなら、開けてほしい。
どうかノックはしないで。
悲しくなるから。
そのまま開けて。
僕を消して。