雷雨’s blog

現実を書こう!

駅に落ちていたメモその3

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地下に戻る。
まだマシだ。
少しベンチに座って休むことにする。
そのうち電車も来るだろう。
数分経って、時刻表の存在を思い出す。
電光掲示板はひび割れていて、作動していない。
立て看板のようなものなら、紙が貼ってあるかもしれない。
色褪せた紙が貼ってあったが、何も書かれていない。
駅名さえも文字化けしていて分からない。
駅員さんを探すことにする。
けれど、駅員さんどころか、人一人いない。
ここにきて、ようやく恐怖と焦りを覚えた。
帰れるのだろうか。
いや、帰らなければ。