雷雨’s blog

現実を書こう!

第七話 幽閉の物語

麦わらの海賊団を乗せたサウザンドサニー号が辿り着いたのはある島の船渠。
シマナミカンパニー事務所という家族経営の会社だけがこの島にある。
会社の社長はモブストン爺という名の海賊の格好をした男。
麦わらの海賊団を受け入れたのも彼である。
モブストン「お前さんらもZにやられたんじゃろ?」
彼の話ではZに襲われた海賊船は幾つもあり、その全てがこの船渠に逃げて来るのだという。
ナミ「とにかく!服も如何にかしないといけないし、食料とZの情報も!」
ウソップが待ったをかけた。
ウソップ「別に若返っただけなんだからZを追わなくてもいいんじゃないか?胸ぐらい無くてもいいだろ」
ナミがウソップの頭に拳を下ろすと辺りは静まりかえる。
シマナミカンパニー事務所の女が空気を察しながらも何か言いたげに手を上げた。
女「隣の島に行けばさっき言ってた物が手に入ると思います」
その頃少女はNEO海軍の船ホワイトタイガー号の牢屋に閉じ込められていた。
如何にか出ようともがくが身体に巻き付いた植物は取れそうにない。
ビンズ「出られるわけがない」
やって来たのは先程モサモサの実の能力で翻弄したビンズ。
彼は植物の成長を早める事が出来る。
彼の手には温かいスープが入ったおわんがのっていた。
63「それはコーンスープですか?」
男は牢屋の中に入りスープを少女の前に置く。
ビンズ「好きだっただろ?コーンスープ」
少女の顔に笑顔が戻る。
それを見た男は何故か照れた。
少女は早く食べたいのかコーンスープを見つめたままだ。
ビンズ「分かったよ。ほら口開けろ」
少女が火傷をしないように男はスープを充分に冷まし与える。
一口食べた少女の目は悲しそうだ。
男は不味かったかのか不安になり、あたふたしている。
63「美味しい。前にもこんな事ありましたよね?」
男は静かに頷いた。
少女は男の顔を見ると声を出して笑う。
ビンズ「何が可笑しい!?」
驚いた男は少女に問いた。
63「そういえば、あの時私火傷しちゃってビンズさんみたいなタラコ唇になったんですよ!」
少女が笑いながら答えると男は自分の口を手で隠す。
笑い疲れた少女は男の膝にもたれかかり、いつの間にか寝てしまった。
男も少女の寝顔に安心し転寝をする。
牢屋の外でこっそりと見ていたアインは二人の姿に微笑ましさを感じその場を後にした。

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・・・どうでした?
あっ私セイチャットやめますねー。
いままで見てくれた方!
ありがとうございましたー。
でも、夢小説は続くので安心してください!!
んじゃ、これで儀式を終わる。